|
もう現場を離れて10年以上、いや11年以上になりますが
11年前の経験則から申し上げます
検査データの実効値は表示値ではありません
血圧計で、体温計で
2回測定してみてください
全く同じデータが出ることは稀有です
例えば、phは下三桁
炭酸ガス分圧は下一桁
酸素ガス分圧も下一桁
Na、Clは百台の濃度で下一桁
Kは一桁台の濃度で下一桁(機器は下二桁まで測定しますが)
Ca、P、Crらは下一桁
云々等測定値を出しますが
測定器の測定値の再現性はそんなに高くありません
下一桁が1上がった、下がったは無意味な感じがします
生化学検査機器の検査環境、検体の保管環境など現認しておりますが
コンマ1の世界とは考えがたい
phは下二桁
ガス系は実数
電解質系でも実数か
良くても下一桁±3ぐらいかなァ
最新の機器はどうなんでしょうか?
測定定義に大きな変化はないと思いますが
下一桁を実効値にするには下二桁目に四捨五入の再現性が必要です
因みにKの0.1meq/Lとは
19.0g/Lで1.0eq/L=1000.0meq/L
0.1meq/Lは0.0019g/Lです
即ち、1リットル中に1万分の19g
これは1リットル中に10万分の1g
0.00001gを測定できなければ
小数点一桁が出せませんと言うこと
この較正液を作るには研究室では可能ですが
大量生産では不可能です
11年前の元現役の戯言でした(笑)
|
|