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告知というか お伝え として使わせてください。
栄養状態を評価するスクリーニングのひとつとして、
GNRI という指標があります。
このGNRI計算を愛腎協ウェブサイトのスタディー内
http://www7a.biglobe.ne.jp/~aijinkyo/
Kt/V等の計算フォーム および エクセルファイルに
追加しましたので、ご報告させていただきます。
(計算式や基準値などはサイトをご覧ください)
栄養状態の評価は、客観的なさまざまなデータから総合的に
評価されるので、この度 GNRI も加えました。
ご活用いただければ幸いです。
さて、
栄養状態を評価する指標には、血液検査のほかに、
身体計測によるBMI、上腕の長さ、筋肉の量など測定したり、体重変化率、
患者さんの食事内容の食事調査表や聞き取りで栄養摂取状況を把握すること
などを組み合わせた栄養評価方法に、SGA,MISなどあります。
GNRI (Geriatric Nutritional Risk Index)という、
血清アルブミン値と現体重および理想体重のみを用いて算出する
簡易な方法があります。
GNRIは、透析患者でも栄養状態を評価する簡便な指標として、
有用との報告もあります。
また、透析患者さん全体の約30%に栄養障害があるという報告も
あります。
さて、
夏の暑い時季には食欲が落ちたり、軽食にしてしまう場合が多いですよね。
エネルギーおよび たんぱく質の摂取不足に陥りやすいです。
たんぱく質の摂取不足は今の食事に加え、1日玉子1個分(約50gの蛋白質食品)
(肉でも魚でも、玉子など)からでも摂るように心がけましょう。
エネルギー摂取不足には1日100キロカロリー余分に摂りましょう。
揚げ物やソテー、ドレッシングなどの油を利用するか、
ご飯の量を1日3食で1〜2口ずつ増やしましょう。
それが難しかったら、間食(おやつ)はいかがでしょうか。
いつもは食べないほうがいい物も、このような時季には
有効な食事になります。
※栄養状態は、個人差があります。
我流ではなく、ぜひ 栄養士さんに相談しましょう。※
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