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     |  | ▼のいさん: 返信遅くなって申し訳ありません。
 なかなかPCを開けずに…
 
 >QBを低めに維持することのメリットとは・・・
 >
 >QB 200ml/minだと一般的なダイアライザで尿素のクリアランスは 190ml/minくらいでしょうか?
 >健常腎の尿素クリアランスは80ml/minくらいであると記憶していますので
 >血液透析という作業自体がちょっと無理のある間歇的治療であると認識しなければなりません。
 >もちろん健常腎は24時間働いているわけで
 >週3回6時間程度の治療でこれを賄おうとするには、算数ではQBはできる限り高ければよいことになります。
 >問題はその急激なgapに患者の体力や生体恒常性がついてこれるか否かですね。
 >栄養状態が比較的良好で低リン、低K、低アルブミンの心配が無い患者には
 >QB400/min以上は受け入れることができる設定であると思います。
 >一方で、高血流透析で透析後に疲労感を覚えてしまったり、透析後低リン、低Kの患者には
 >それなりの血流で我慢することも必要であると考えます。
 >またQB200 ml/minに長年 慣れてしまった患者に対して透析効率を上げる場合は
 >時間をかけて穏やかに向上させるべきであると思います。
 長期間低めの透析量で治療されている患者さんは結局長期の透析不足状態の為に導入期以上に緩や
 かに血流を上げる必要があるということでしょうか。
 「このくらいで良い」と安易に判断されてずるずる透析不足に陥っていく過程をただ黙って見てい
 る状態に焦りも感じますが…
 今は我慢の時と言い聞かせつつ出来る限りの治療をしている状態です。
 
 >ご存知のように最近のハイ・パフォーマンス・メンブレンの能力を発揮させるには
 >ある程度のQBが必要ですので、
 >高血流を許容できない患者にはあえてEVAL(2型)や積層型を用いてQB 200 ml/min程度で優しく行う透析も必要なのだと思います。
 >元気になっていただければ、それからレベルアップすればよいのです。
 >当院はちなみに平均QBが280 ml/min程度です。
 >EVAL(2型)や積層型も全体の3割程度使用しています。
 >何でもかんでも高血流量ではいけない反面
 >何でもかんでも低血流量でもいけない と思っています。
 >上記の考えをもとに当院では個々にあった透析処方を実践しようと試みています。
 私も何でもかんでも高効率でなければならないと思っています。
 本当に必要な患者さんにV型を使っているにもかかわらずQB180ml/minで透析をしている状態を見て
 ポルシェが時速30km/hで走っているようなもの…と後輩に言ったりしてみるのですが、
 当院のCEはダイアライザーや透析効率に興味が無いようで…ン?((+_+))という表情で聞いてます。
 逆にアルブミンが3.5を切りそうで夏場あまり食べれていない患者さんにあえてV型を使い続ける
 事に疑問に思い(GNRIが確か85くらいです。下がっていることを危惧し何度もDrに提言してます)
 食べれるようになるまでIV型(積層型やEVAL等にも変更したいのですが…採用が無いので)に変更
 し、その代わりQBである程度効率を得ながら体力がつくのを待つというのはどうか…?と
 提案したこともありますが、「関節痛がV型で治ったからこのまま変える必要はない」と…
 よく解りません…
 
 >また、これは持論になってしまいますが・・・
 >長時間 高血流透析の場合、透析液によっては
 >透析液側からのCa負荷や異所性石灰化の可能性についても
 >今後は留意する必要があるのではないか、と思っています。
 先日のQ透析研究会でも確か同様の指摘があったと思います。
 Ca・Pの管理は今まで我々が考えていた以上に深刻な問題になるように私自身も大変危惧しております。
 長時間透析を謳う以上先手先手で状態を見ていく必要がこれまで以上に出ると考えています。
 あまりにもずさんすぎる…と感じています。
 
 >Kt/Vについても ご存じのように
 >低栄養で低体重の患者は高めに表示されてしまうわけで
 >その逆のパターンもお分かりですよね。
 >nPCRやGNRI、TAC BUNと絡めて評価しない限りは数字が独り歩きしてしまいますよね。
 当院ではKt/V以外は評価していません。
 GNRIだけは私が勝手にデータを集めていますが…一人でやっているのと当院はPCでデータ管理を
 していないので入力するだけで次の採血日がやってくる…という感じで…
 Kt/Vも年に1〜2回あれば良い方です。
 数字が独り歩き…独り歩きする数字すらわずかしかなくそれに振り回され透析量を下げられる…
 ん〜…(T_T)
 
 >やはりdataうんぬんよりも痩せない透析、透析終了後に元気が保たれている透析が良いのではないのでしょうか?
 私の持論ですが、患者さんが痩せていくということは透析方法が何か間違っているのでは…?と思っています。
 患者さんが痩せてきた時が透析量を見直すチャンスだとも思います。
 …うちのスタッフが同じように思ってくれると良いのですが…
 
 >わたしも九州です。
 >花mamaさんの施設がどちらであるのかが あたまの中でグルグル駆け巡っていますが
 >それは今後のお楽しみにしておきます。
 (^^ゞぐるぐる駆け回ると目が周りますよ^m^
 少しでもここに集まっていらっしゃる先生方の施設に近付けることが出来るように微力ですが
 頑張ります。
 これからもご指導宜しくお願いします。
 
 
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