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     例えば,ある報告で,Aというダイアライザーが宜しいという発表がありました. 
 
では,そこの治療条件は如何なのか? 
 
良くあるのは,血流200で,4時間の治療で,どうのこうの. 
 
最近は流石に少し意識して,血流250くらいの事もある. 
 
当院では,週三回の方でマックスは,7時間で血流400の方がお2人居ます. 
 
週4回で,22時間,血流400の方も居ます. 
 
皆様,HDFです. 
 
このような治療をしていると,いろんな発表のそもそもの治療設定が陳腐に思えるのは仕方が無い. 
 
タッサンの長時間透析で生命予後が改善したとの報告は有名ですが,あの施設で使われていたダイアライザーは,日本で言う所の1型か2型だそうです. 
 
大事なのは,透析時間,透析量,透析回数でしょう. 良い膜(確かにある)を使っているから4時間で良いとか,血流200で充分とか,そんな事は有りません. 
少々プアな膜でも透析量が多いほうが良いのです. 
 
積層型なんて,とてもクリアランスの低い膜(将に膜)でも良いデータを出しているところもありますね. 
 
でも,最近は, 
 
α1MGの抜け具合を結構気にしています. 
 
数年前までは,この物質の測定値自体が非常に信用できない感じでしたが,最近は安定しています. 
 
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