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▼西さん:
去年末に、心筋梗塞を起こし、2月に開胸手術で冠動脈を全てバイパスしました。
もともと、11年前に透析導入直後にきっかけは忘れましたが、冠動脈に狭窄があり
ステントを施術しています。
本来、自分で積極的に予後観察をすべきだったのでしょうが
放置、無節制のまま11年が過ぎました。
もともと運動好きではないし、歩くのも好きじゃない
が、普通に日常生活は出来ていました。
発症した日は透析の日で、駐車場から200mほど歩いて
病院の玄関に入った途端、3歩も歩けなくなり、待合室の椅子をたよりに
透析室で着替えをすまし、更衣室からベッドまでは車椅子でいきました。
早速、心電図を申し出て異常の有無を検査していただきましたが
結果は異常なしでした。
まあ、横になっている分には疲労感も疼痛もなく透析が始まりました。
主治医の回診があり、事情を話し再度心電図の検査を施行しました。
どうも、主治医は勤務先の循環器医にFAXで転送して診察を仰いだようで
しばらくして、「心筋梗塞です。救急搬送します。」と言うことで発症が判明。
定期的な心電図、心エコー、申告したポルター心電図でも異常は認められませんでした。
はっきり言うと、それなりの実践者でないと、検査の判定は難しいのだと思います。
まあ、10年間も冠動脈像影をしなかった自分にもスキはありましたが・・・
5年ほど前から、心拍数がちょっと高く(安静時で80以上)注意もし
口訴はしていましたが、ウチのスタッフでは心拍数でさえまともに測りません。
触診のバイタルは拒否して、私だけ電子血圧計オンリ−にしましたところ
心拍数は常に80〜90台でした。
(いつ計っても72と言うスタッフもおりましたが・・・何をか言わん哉)
検査は測るためにあるのではなく、診断するためにあることを医療者は理解してほしい。
検査値の最終桁は信用しない。触診、測定機器に関わらず、血圧の±15%は誤差範囲です。
触診は測定者によりますが・・・(私は婦長の1分間測定をお願いしていました。)
冠動脈は3本とも80〜95%の閉塞でしたが、幸いにも壊死部分は極少だったのこと
既に新生血管もできており、日常生活にはほとんど問題はなく
誰も心拍数に注視する医療者はいませんでした。
今では、ウトウトしてると脈拍数は65の時があります。
で、もちろんバイタルは全ベッドが電子血圧計になりました。
スタッフは信頼されてないことに気づいてないのかな?
手間が軽減できてよろこんでるのか?
自分のカラダは自分で守らにゃ
なのかァ〜・・・
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