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▼希望さん:
>超純水は、俗に電子機器分野で用いられるH20
>99.9999%(シックス9)とか言われる不純物0を意味するものだと思います。
>生産コストも1桁高い金額に、ちなみに、超純水はガラスも溶かします。
気体じゃないんだから、シックス9の表現はないでしょう。
ミリポア社HPにあった純水の違いを示した図です。
http://www.millipore.com/lab_water/clw4/definitions&country=jp&lang=ja
純水と言えば、化学系の人間は、まず電気伝導率(または導電率)で考えます。
超純水を目指すなら 0.1 mS/cm以下とするのが最低限でしょうね。
もちろん透析に使う水ですから、TOCやコロニー数、エンドトキシンなども当然でしょうけれど。
前にもそのようなことを書いたことがありますが、お水の綺麗さをアピールしたいのであれば、
数値で示すのが普通だと思います。患者さんには分かりにくいという指摘もあるでしょうけれど、
血液検査だって定量的に示すんだから、お水も定量的な基準で明確に示せば良いのでは?
上のリンク先の図の中で、どの辺まで浄化されているのか、
数値とともに図示すれば分かりやすいかと思います。
まぁ、そもそもどこまで浄化すべきなのか、基準もエビデンスも良く分かりませんが、
どこの施設も純水とか、綺麗なお水とか、○○ピュアな・・・と言葉で示されますが、
超純水という言葉と同様に、違和感を感じることも多々あります。
さらに、電解質含んだ透析液とする時点で、なんだかよく分からなくなるし、
Kusakari先生が、以前、ご指摘されたように、透析液の原液の水そもそもが、
どこまでの浄化レベルなのか、というお話もありましたので、何をもって綺麗と判断するのか、
患者としてもよく分からない部分があります。
まぁ昔に比べれば、透析後に変な微熱が出なくなっただけで十分とも感じますが、
サイトカインの産生なども考えると、カットフィルターはこまめに変えてほしいなと
願うぐらいですかね。
まぁうちの施設も今月、配管交換と同時にEDIを外付けじゃなく、
中に組み込んだ装置をメーカーと作ったとかで、新たな機械になるらしいのですが・・・
当然、純水という定義で見れば、0.1 mS/cm以下になるのでしょうけれど。
EDIの効果がどれほどのものか、ヨウさんの今後の元気度合いを見ながら、
善し悪しを判断したいと思います。
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