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▼ヌーボー20さん:
>オンラインHDFとHD(スーパーハイフラックスを含めて)
>どっちが長生きできるかは 今のところ わかりません。
>HDのほうが長生きできるとは とても思えません。
>たとえば 同じだけ長生きできる と仮定すれば
>そうなれば どっちが良い透析でしょうか
>オンラインHDFのほうが 良いのではないでしょうか
>酸化ストレス 炎症物質 血圧の維持 疲労感 合併症の抑制効果
>また アルブミンのロスも 患者さんごとに調整できます
>アミノ酸ロスも 調整できます。
>アルブミンロス1gあたりのα1MGの除去が 良いのもオンラインHDFです
>その他いろいろ
>
>ただ フェモダイアフィルターのPVPは マイナスでしょうか。
>
>ほとんど オンラインHDFの良い事ばかり聞きます。
>
>直接 どっちが長生きできるか を証明しなくても 間接的なことを積み重ねて 結論を出しても
>良いのではないでしょうか。患者の立場では 現在 いま 何を選択するか どの透析が良いのか決めなければなりません。将来 間違っていた となるかもしれません。
>
>
>オンラインHDFを行なって 万が一早く死んでも 納得です。早く死んだと 証明することも
>できないでしょうが。
少しの思い込みと感情的な世界に入られていると察します。
また何度も繰り返してしまい恐縮です。
私が今回、書いていることは以下の「事実」のみです。
現段階ではsuper high flux HDとオンラインHDFの優劣についての十分なコンセンサスは私の知る限りは得られていないということ(とくに日本で一般的に行われている前希釈オンラインHDFにおいては)。
つまりその優位性は今のところは「推定の域」を出ていないということです。
そのような状況で、オンラインHDFがHDに勝っていると当然のように発信されるとしたら、それは時期尚早であるということです。
もちろん将来は証明されるかもしれません。
「酸化ストレス 炎症物質 血圧の維持 疲労感 合併症の抑制効果」について、オンラインHDFの方が有利なのではないか?とする意見があるのは事実ですし、その意見はとても興味深く思います。自施設が一部オンラインHDFに取り組んでいるのもそのような効果に「期待」してのことです。残念ながら期待される効果の一部の事項は数字として表れにくい部分でもあります。
ここで詳しくは申し上げませんが、近年のオンラインHDFについてのスタディの多くは、シングルセンターのものであったり、水質設定がバラバラであったり、透析液の組成がバラバラであったりといまだ不十分なところが多いのです。
そのことは学会でオンラインHDFの普及に取り組んでいる医師にとっては周知のことであると私は認識しています。
ですからすべての基準(水質やダイアライザ、ヘモダイアフィルタ、透析液組成など)を同一とした場合、super high flux HDFとオンラインHDFの優劣については未知なのです。もしかすると優劣がつかないかもしれません。
現時点のエビデンス(エビデンスと書くと冷たい表現になってしまいますが)と個人の感覚、意見、感想は別物であり、それを混合するべきではありません。
ヌーボー20さんの感想までは否定しません。
以上をご理解ください。
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