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Kusakari先生、お返事ありがとうございます。
▼kusakariさん:
>▼ひつじさん:
>>それでも血圧低下が起こるような酢酸不耐症の患者さんが一部にいらっしゃって、
>>カーボスターであれば、それが防げるなど、何か良い点があるからなのでしょうか。
>そうです.それがなければやりませんよ.
>数%で明らかな『酢酸が苦手な』患者群がいるし,
>全く駄目な方も稀に居ます.
>カーボスターに変更してから血圧の低下が見られる事が激減しました.逆に,血圧が上がると言っても良いでしょう
カーボスターでの血圧低下や、血圧が上がるなどの特徴は、存じておりますので、そこは理解出来ます。私自身はカーボスターを体験したことがないので、その感覚が自分で分からないのが残念なところですが・・・
>明らかに存在する(と思っている)酢酸不耐症の患者にとってまずい酢酸が, その他大勢の患者にとっても良くないのじゃないかとも,思っていますけど.どうでしょうか?
酢酸不耐症の患者に酢酸がどうなのか、クエン酸ならば大丈夫なのか? いずれも私には分かりませんが、オンラインHDFで、特に前希釈で大量に透析液が体内に入るような環境では、不安は大きいと思います。
>40年近く透析を受けてきて橈骨動脈の石灰化が減った方も居るんですよ.普通は有り得ない事です.
>EPS後に腹膜の石灰化がとんでもない人も居ましたが,この人も減っています.
>しかも,当院においても透析液の暴露量が多い方たちです.週20時間程度.
これらについては、カーボスターに起因するものなのか、週20時間もの透析量によるものか、あるいは他の要因なのか、その辺は不明ですよね。
特に、先生の施設では、カーボスターを使用し始めた頃と比べても、血流はもちろん、6時間透析や週4透析・頻回透析など、透析量も増加してきていると思いますので、高効率な透析によるものも大きいのでは?と感じています。
透析量を増やして石灰化が改善した・・・という長期透析患者の友人もおりますので(カーボスターではありません)、透析量は大事な要因なんだろうと思っています。
もちろん、個々人によって、状態も異なるでしょうから、透析量を高めることが、石灰化の改善に良いと直接的には信じておりませんが、何らかの効果があるのかな程度に感じています。
>逆にシャントの石灰化が顕性になった人も居ます.注視している所です.
あちらの議論を読んで感じることは、セントラル方式の限界もあるのでは・・・と思っています。
血圧低下が起こらない患者であっても、カーボスターが本当に良いのか? 前回の質問の意図も同じですが、今回の先生のご説明をお聞きしても、血圧低下を防ぐこと以外のメリットを理解することは出来ませんでした。
直接、治療を行っている先生の中では、感覚的に?良さを感じられているのだろうと思いますが、一方で、リスクも怖いような気もします。
ところで、透析量も十分な先生の施設で、上述したような石灰化が、なぜ顕著になるような症状が出るのでしょう?
これまでもリンなど十分な透析をすればリン吸着剤などいらないとまで言われる先生の治療です。
本来であれば、石灰化などの合併症から、いちばん無縁のところにあるのが先生の施設であると思っている人も多いと思います。
先生のご説明では、石灰化の良くなる患者さんもいれば、顕在化する患者さんもいる。
カーボスターの善し悪しは分かりませんが、私自身が、その透析液に魅力を感じるか?と問われれば、転院してまでカーボスターを選択する気持ちにはならないかな・・・
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