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kusakari
- 15/6/24(水) 17:02 -
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TVや知人から仕入れた健康食品系の「物」を使用してよいかと時々聞かれますが(聞かれるだけまし)、一応は調べますが、科学的な判断は出来ませんとお答えする事が多いですねえ。
肝機能や腎機能が落ちている人は、 「健康な人」にとっては「健康食品」でも害が出るかもしれませんねえ。
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mars
- 15/7/23(木) 11:19 -
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▼kusakariさん:
>▼marsさん:
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>Lカルニチン、COQ10、亜鉛はお勧めできます。
>
>亜鉛は過量にならないように、時々血中濃度を調べることも大事かとおもいます。
良かったです。
亜鉛の血中濃度は私も心配になり、数ヶ月前に依頼して測ってもらいました。
値は失念しましたが、基準値の下限を少し超えた程度でしたので大丈夫と判断しています。
>>幸い効果があり、血圧は正常値になり、心胸比も38%から43%程に改善されました。
>
>数字は、これで合っていますか?
疑念はご尤もだと思います。
心胸比はカルニチンを摂取し始めるまではずっと38 - 39%をウロウロしていました。
私は小学校の時に腎炎+ネフローゼで8ヶ月ほど入院しており、プレドニンの影響でムーンフェイスどころの騒ぎじゃないくらい太りまして、身体中妊娠線だらけです。
それもあり、以後体育の授業はずっと見学で、高校に入りやっと参加できるようになりました。
で、きっとその所為で胸郭が広がり心胸比が小さいのだろうと思っていました。笑
家内は私が通っている透析室のナースでしたが、私のレントゲン写真を見てなんて小さな心臓だろう、大丈夫か?こいつ?と思ったそうです。
>亜鉛、色んな働きをしますからね。
>難治性の潰瘍などでも局所に投与すると改善する可能性があります(実はアルミニウムも)。 口内炎に対して、亜鉛製剤を口腔内で暫くとどめさせていたら治ったというのは、患者さんからの体験談でした。
色々な恩恵がありそうなのに私の通っている施設で使っているのは私だけのようです。
>味覚異常が改善したというようなことはありませんか?
鈍感なのか、元々味覚障害は感じていませんでした。
感じていればもっと早くに対処できたように思っています。
実はシャント肢上方の血管が細くなり、腕がかなり浮腫んでしまい2度PTAの処置を受けていますが、亜鉛を摂取するようになってからは一度も処置を受けていません。
更に冠動脈のバイパス手術も受けていますが、コレステロールや中性脂肪の値は問題なかったにも拘らず冠動脈が狭窄したのは、もしかして亜鉛が関わっていたのでは?と根拠はありませんが密かに疑っています。
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mars
- 15/7/23(木) 11:35 -
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▼doraさん:
>▼kusakariさん:
>>Lカルニチン、COQ10、亜鉛はお勧めできます。
>
>L-カルニチンの補充については論争が続いていて,一時貧血の改善(エポの使用量減少など)が言われましたが,最近のメタ解析などでは否定的です.
>http://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/24535997
>
>コエンザイムQ10についてはRCTで拡張期の心機能を改善しなかったことが示されています.
>http://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/23360359
>
>亜鉛に関しては最近貧血を改善するのではないか,という報告が国内からありました.
>http://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/25988769
>今後の研究に期待です.
>
>上記のように亜鉛を除けば個人的には「オススメ」はできません.少なくとも費用対効果には合わないのではないでしょうか?
doraさん、情報をどうもありがとうございます。
いずれの論文も既に読んでいますが、非常に判断の難しいところかと思います。
健康食品としてのL-Carnitineはさておき、HD患者に対する貧血改善に対する認可がおりているエルカルチンについては、私の場合飲用では効果が殆ど無く、薬価を考えると市販のサプリメントを飲んだほうがマシと思えるほど割に合わないものでした。
静注に変更したら明らかに効果は現れましたが。
元々EPO製剤は効かない体質らしく、量を増やすと蕁麻疹が出る人でしたので否定的な論文があるにせよ使い続けることになるでしょう。
飲用で効果のある人は試しにサプリメントに切り替えて効果に違いがあるか試してみれば良いのでは?と思っています。効果に違いが認められなければ断然サプリメントの方が安く済みますし、ロンザの原料を使っているなら海外の同様なレポートで使われているのはロンザのものが多いので安心です。
初期の頃はバイタリンのものを使った論文が多かったですが、バイタリンは現在別会社2社に吸収され、かつてと同じ製品はありますが日本からの入手は容易じゃ無くなりました。
CoQ10については単体では無くL-Carnitineと一緒に使うことで効果が出るものと感じています。
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dora
- 15/7/23(木) 13:23 -
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▼marsさん:
>いずれの論文も既に読んでいますが、非常に判断の難しいところかと思います。
少なくとも明らかなのは皆が皆、投与することで有益性を得られるわけではなさそうだ、ということでしょうか。
>HD患者に対する貧血改善に対する認可がおりているエルカルチンについては、
誤解を招くといけないので訂正させていただきますが、エルカルチンの適応は錠剤も液剤も注射剤も「カルニチンの欠乏」のみです。
決して貧血の改善を目的では使用できません(意味は汲み取ってください)。
透析患者ではカルニチンが欠乏し易く(もちろん食事の影響を受けます)、補充することで血中濃度が上昇することは明らかです。
しかし、それによってどのような効果が得られるか、はまだ議論の俎上だと思います。
上記のようなサプリメントを治療のオプションとして否定するつもりはありませんが、あくまで効果は(あっても)限定的であろうし、「お勧め」はできないだろう、というのが自分のスタンスです。
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kusakari
- 15/7/23(木) 17:32 -
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▼doraさん:
>▼kusakariさん:
>>Lカルニチン、COQ10、亜鉛はお勧めできます。
>
>L-カルニチンの補充については論争が続いていて,一時貧血の改善(エポの使用量減少など)が言われましたが,最近のメタ解析などでは否定的です.
>http://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/24535997
エルカルチンが貧血改善に良いという話は後年出てきましたが、その節には懐疑的です。
20数年前からのLカルニチンの話の定番では筋攣縮に有用という事ですね。
横紋筋の働きに有意義と言う意味では心不全にも有効では無いかという事で、循環器内科の専門医から投与を勧められる事も有ります。
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>コエンザイムQ10についてはRCTで拡張期の心機能を改善しなかったことが示されています.
>http://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/23360359
保険薬剤では、ノイキノンが先発品か。最近は殆ど投与されて居ないようですね。
>
>亜鉛に関しては最近貧血を改善するのではないか,という報告が国内からありました.
>http://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/25988769
>今後の研究に期待です.
亜鉛自体は、様々な作用が有りますので。貧血対策を特段意識した事は有りませんね。
>上記のように亜鉛を除けば個人的には「オススメ」はできません.少なくとも費用対効果には合わないのではないでしょうか?
役に立つケースと(仮に血中濃度が低くて補正しても)何も変わらないケースも有るわけで、見極めが大事でしょう。
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