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この4月の保険改定で、いわゆるオンラインHDFには、時間区分がつきませんでした。
当然、オンラインHDFは、透析時間を短縮するための「便法」ではありませんが、
2002年の時間区分撤廃の保険改定後、4時間未満の短時間透析が増加したのと同様に、
今後、「短時間オンラインHDF」という病気が流行る可能性があります。
今日、オンラインHDFを受ける患者さんの透析時間の短縮を検討している施設がある
という情報を得ました。主なターゲットは4時間を越える透析の患者さんの様です。
なんと言って、説得するのでしょうかねえ。
「オンラインHDFは『魔法の治療』だから、4時間もやれば十分な効果が出る」かな、
「オンラインHDFは『効率が高い治療』だから、透析時間は短くてよくなった」かな…。
血液透析/血液透析濾過で、より重要なのは、オンラインHDFかどうかではなく、
基本となる透析条件(回数、時間、血流量など)を向上させることです。
私が「5時間透析」か、「4時間オンラインHDF」の選択を迫られたら、
迷わず前者〜「5時間透析」を選択します。
皆さん、甘い言葉に騙されてはいけません。
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