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▼だーちゃんさん:
>体内への蓄積される可能性とは、Caは生体のどこへいくと考えますか?
組織へ沈着しますね.
>ではもっと危険な透析液は何ですか?
Ca濃度が3mEq/Lの酢酸含有の従来の透析液.各社から出ていますね.ご存じでしょう?
この透析液での透析では,確実に高カルシウム血症を引き起こしますし,石灰沈着も促進するでしょう(開業後一時期のみ使って,止めました).
で,扶桑さんが2.75mEq/LのCa濃度の物を販売しました. カーボスター以外では,この透析液がベストでしょう.
>お上が承認した透析液です。危険なものなら、お上からの指示で各メーカに何らかの動きがあると思うのですが。危険との表現ではなく、注意喚起を促す情報を皆さんに共有することが大事かと。
以前は,重炭酸ゼロで酢酸が30mEq/L有ったり, ブドウ糖がゼロだったり,Caが3.5mEq/Lだったりの透析液も出ていました(未だに販売は有ります).
之を使うか使わないかは,医師の判断でしょう.
ごく,特殊な例では,使える可能性が有るかもしれませんからね.
メーカーも残したくないけど,取引が少しでもあれば廃盤にはし難いようです.
>逆に血圧が上がってきて、降圧剤の処方が必要になったとの報告もあるようで。やはり、良い/悪いの情報がほしいです。
透析中の血圧低下が激減するので,日常の血圧をより低いレベルに維持する事が可能です.
血圧の変動が少なくなるのは生命予後に大いに良い効果です.
決して悪い面のみだとは判断しておりません. 降圧剤の投与量は増えます.
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