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▼kusakariさん:
>現在の透析液の組成に問題があるという事ですね.
>実際,HHDでかなりの透析を行っている場合では,困るんじゃないのか? と,思います.
>北国のIクリニックなど如何されているのでしょう?
高効率透析を行っているわれわれにとっては現在の透析液の組成はつらいですね。
HHDでは週当たり32時間〜36時間を超えるあたりからリンの補正が必要になるのでは?
と あくまで経験的に言われているのを耳にします。
しかしHHDはQBやQDを抑えていることが多いので
施設高効率透析よりは、長時間でやっても低P血症や低K血症になりにくいようです。
HHD長時間透析をやっているカナダのPierratosらは透析液自体にリンを補充していますね。
東海大学のHHD患者さんもやってました(第13回HHD研究会)。
個人的には
補充もせずに良好な溶質除去を得るには短時間頻回(3〜4時間×7回)が良いと思います。
>熊本の某施設では,全台個人機で 透析液の組成も数十の組み合わせを用意しているとか.
>技士さん,大変でしょうね.
S病院のことですね。あそこはすごいポリシーですよね。
S病院のCDDSの基本組成です。(院長先生の自費出版本より抜粋しています。)
1.重炭酸 30.5mEq/L、Na 145 mEq/L、K 3.1 mEq/L、Ca 3.1 mEq/L、Cl 116 mEq/L、酢酸8.4mEq/L、糖 109 mg/dl
2.重炭酸 34.3mEq/L、Na 145 mEq/L、K 3.0 mEq/L、Ca 3.1 mEq/L、Cl 116 mEq/L、酢酸 なし、糖 156 mg/dl
こちらも長時間透析対応です。
この組成はdiscussionに値するものと思います。
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