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▼とうさんさん:
>それでナースも美人
>綺麗なお姉さんは見てると楽しい
うちのナースたち、とても美人ですよ。制服もオレンジだし。
>少し真面目な質問になりますが、HDFは短い時間だとどうなるのでしょうか?
>短い時間HDFをしても意味がないといわれました
>短い時間におけるHDFとHD違いがあるのでしょうか?
待ってました、その質問。
>短い時間HDFをしても意味がないといわれました
おおきな誤解なんです。
世の中のクリニックの中には
「on line HDFをやっているから4時間透析でよい」という不届きなことを言っているところがあります。
まずこれは絶対×です。
on line HDFは通常の設定では透析液流量を減じて濾過流量の方にまわすため
大分子の除去に優れますが、リン・BUN・クレアチニンといった小分子の除去能力は少しだけ低くなります。
これはkusakari Dr. のAPS-25SAの検討でも実証済み。
だからHDFは透析時間を短くできるメリットは決して持ちあわせていないというのは事実です。
短い時間HDFをしても意味がない、とは そういうことで
しかし同じ透析時間であればHDよりHDFの方が大分子が抜ける分だけ魅力的です。
しかし、私の自主研究として
今回は2名の週3回6時間on line HDFの患者さんに十分メリット、デメリットを説明し、お願いして
2週間だけ 週6回3時間on line HDFをやらせてもらいました。
お分かりのように週当たりの透析時間は18時間で同じですよね。
HDFでもHDでも同様ですが、とくにHDの部分においては透析開始時が最も尿毒素の濃度が高いために、
最初の3時間いや2時間いや1時間が最も単位時間当たりの溶質除去量(除去効率)が多いわけです。
もちろん4時間、5時間、6時間と透析時間を延ばすとtotalの尿毒素除去量は増大しますが
透析効率は透析後半では前半に比べて低下するわけです。
だから1回の透析時間を短くして回数を増やすという考え方は
まさにHD(HDFにおいても)において、透析における おいしいとこ取りなんです。
実際 週3回6時間→週6回3時間への変更により
週当たりのすべての溶質除去量は明らかに増加します。
そしてTAC(透析前後で採血して求めた週当たりの平均濃度)と表現しますが
たとえばTAC BUN、TAC β2MGは週6回3時間の方が明らかに低く維持できるわけです。
さらに、ほぼ連日透析するわけですから1回の除水量は少なくて済み、透析前後の尿毒素濃度の
振幅も小さくなり、酸塩基平衡においても 体に優しすぎる透析(HDF)となる。ということです。
もちろん週6回3時間→週7回3,4,5,6時間になればもっと素晴らしいでしょう。
(低Pに注意!ということになりますが。)
1週間当たりの透析(HDF)時間を同じとして、回数を増やした場合は、以上のような理由で
より尿毒素は除去でき、体に優しい。。。という結論です。
しかし残念ながら ベッドの都合や保険上、外来施設透析では実現困難な設定です。
わたしが在宅血液透析を勧めるゆえんです。
以上、九州から 100点満点の解説でした。スタジオにおかえししまーす。
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