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▼さっちゃんさん:
>透析液からCa入る・・負荷されてるから と解釈していました。
>テタニーは非透析日での事であり
テタニーが酷かったのは非透析日のことでしたか。血中イオン化Ca7.5が前値ならカーボ
スターのイオン化Caが、酢酸含有の3.0mEq/Lより低くても、透析中は負荷されるのに、ど
うしてかなぁ?と思っていたのですが、透析接続約1時間程でテタニーは楽になったとの
こと。納得です。明らかに非透析日のテタニーは低Ca血症、それもイオン化Caの比率が低
いことからではないでしょうか。
この要因は、のいさんが書き込まれてますが、透析後のアルカローシスの持続により、蛋
白結合Ca比率が高いためでは(血液ガスデータを診てませんので、のいさんと同様、推測)。
ちなみにCa7.5は総Ca値。山羊さんも述べられているように、アルカリに傾くとカルシウ
ムイオンは蛋白に結合する割合が多くなります。このCaを1.蛋白結合型Caとしましょう。
もう一つ2.複合型Caが通常1割前後血中に存在します。リン酸やクエン酸と複合体結合し
たCaです。そして3.イオン化Ca。これらをすべて(1.、2.、3.)カウントしたのが総Ca
ですね。透析治療で酸塩基平衡が変わる(アシドーシスからアルカローシスへ)、これ
によって1.の割合が増えます。透析液の種類によっては2.も変わる。この両者の影響で、
3.の割合が変わる。生体反応(さっちゃんさんの場合テタニー)を起こすのは、3.です
から(これも推測ですが)、総Ca値だけでなくイオン化Caの動きを診るのも大事です。
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