|
▼kusakariさん:
>▼のいさん:
>>原水の炭酸が高いので透析液CO2濃度が上昇して PHが下がるんですよ。
>>
>>逆にアルカローシスの改善になると考えています。
>
>水に溶けている重炭酸が問題にならない?レベルなのに,CO2が高いというのは,不思議な感じですが?
>
>原水の重炭酸イオン濃度,RO水のそれはどうなっているんでしょう?
>
>もともと炭酸カルシウムの多い水でしょうから,水自体はアルカリ性(つまり重炭酸イオンが多い)ではないのでしょうか?
kusakari先生、横から失礼します。
重炭酸(HCO3)ではなく、炭酸ガス(CO2)のことでしょう。
仮に原水に重炭酸が含まれていたとしても、ROでは阻止できると思います。
しかし炭酸ガスはRO膜を通過するそうです。
つまり炭酸ガスの多い原水を使用している施設では、透析液もCO2濃度が高くなります。
その結果、PCO2が高くなる→pHも低くなる→血液ガス分析装置では重炭酸(HCO3)が高く表示される、といったことになります。
血液ガス分析装置による重炭酸濃度は実測ではなく、PCO2やpHからの計算で表示されているとのことです。
したがって、実際はキンダリー2号の場合、重炭酸30mEq/Lでも高く表示されたり、kasagoさんの26.5mEq/Lのように低く表示されることもあるかもしれません。
実際当院でも原水の炭酸ガスが高いため、カーボスターのHCO3が37mEq/L程度に表示されます。
またキンダリー2号の重炭酸30mEq/Lはあくまでも理論値であり(他の透析液も同じ)、標準希釈で作成されていたとしても、実際は27〜28mEq/L程度だと思います。そこにPCO2が低い透析液だったとすれば(推測ですが)さらに低くなり、26.5mEq/Lもありかもですね。
|
|