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▼ヌーボー19さん:
>▼kusakariさん:
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>昔の資料を探したんですが Caですが
> 透析前で 4.9mEq/L 透析終了後一時間後 4.9mEq/Lでした。
>透析液は 3号 2.5mEq/L です。透析前後で変化しません。
>
>わからないのですが 透析液のイオンと血液のイオンと 基準が違う イオンの形が違うのか
>
>2.5メックの透析液と5メックの血液が 釣り合うのでしょうか。
そこがCaの難しいところです。つりあいません。
血清総Ca=蛋白結合性Ca+透析性Ca+イオン化Ca
透析液Ca=透析性Ca+イオン化Ca
透析によるCaの移動は 御存じ 拡散と除水によります。
ここでの拡散によるCaの移動は 透析性Ca + イオン化Ca の移動です。
蛋白結合性Caがダイアライザーを通過しないと考えると
除水によるCaの移動も おそらく ほぼ 透析性Ca + イオン化Ca の移動になります。
透析性Caとは酢酸含有透析液の場合 炭酸Caやリン酸Caなどのことを指します。
もちろんリン酸Caは透析液側には含まれていません。
(ここではあえてクエン酸含有透析液の話には触れません。)
なぜつりあわないかといいますと
血清総Caから血清の透析性Ca+イオン化Caを即座に導き出すことは困難だからです。
アシドーシス、アルカローシスの状態によってその比率が容易に変わってきます。
すなわち 血清総Ca 5.0mEq/L ≠ 血清の透析性Ca+イオン化Ca 2.5 mEq/L なのです。
また 透析液のイオン化Caの正確な測定も困難 なようです。
> 透析前で 4.9mEq/L 透析終了後一時間後 4.9mEq/Lでした。
ヌーボー19氏のこのデータ 一見 総Caは変わっていないように見えますが
実際は除水されているはずなので Caの濃度は多少下がっていると評価できるのかもしれません。
(Ca 2.5mEq/Lの透析液によりマイナスバランスになっている)
私事ですが 最近自分でもイライラするほどCaの勉強をしています。Caは奥が深いです。
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