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▼kusakariさん:
>▼kasagoさん:
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>Caが入るか出るかは,血中のイオン化カルシウム濃度と,透析液のそれとの相対的な関係です.
>
>ただ,血中のイオン化Ca濃度が正常範囲なら,
>
>透析液のCaが2.5は低すぎるし3.0は高すぎるというのが小生の認識です.
誤って理解されそうな文章なので ひとこと。
カルシウムが入るか出るかは「イオン化カルシウム+透析性カルシウム」の血中濃度と透析液濃度間の拡散の関係です(出ることについては そこに除水も加わります)。
カルシウムの拡散を規定する因子はイオン化カルシウム濃度ではありません。
カルシウムの生理活性を表すのが血中イオン化カルシウム濃度です。
以下、以前に書いたコメントです。
血清総Ca=蛋白結合性Ca+透析性Ca+イオン化Ca
透析液Ca=透析性Ca+イオン化Ca
透析によるCaの移動は 御存じ 拡散と除水によります。
ここでの拡散によるCaの移動は 透析性Ca + イオン化Ca の移動です。
蛋白結合性Caがダイアライザーを通過しないと考えると
除水によるCaの移動も おそらく ほぼ 透析性Ca + イオン化Ca の移動になります。
透析性Caとは酢酸含有透析液の場合 炭酸Caやリン酸Caなどのことを指します。
もちろんリン酸Caは透析液側には含まれていません。
(ここではあえてクエン酸含有透析液の話には触れません。)
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