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▼かっぱちゃんさん:
>「無駄なPTA?」という境界線的な考え方はどのように前波先生は言っていましたか?よろしければ教えて頂けるとありがたいです。
いいえ,彼がそういう表現をしたのではありません.
彼は,こういう場合はPTAよりも再建しますと,術前後の血管造影写真とともに例示されたのです.
無駄な,というのは小生の意訳.
>と言うのも、私が勤めるクリニックは積極的にPTAを行っている方だと思います。
>それと合わせて、ボタンホール穿刺の患者さんも多いので、「穿刺」という人為的な血管の狭窄を作りにくくしているのかもしれませんが、シャント再建の件数は昔に比べかなり少ないとう印象です。
小生なりの基準でも,再建できる余裕のある血管であるのに,3ヶ月や4ヶ月未満の日程でPTAを繰り返すような場合は,再建を採用します.
あくまでも,再建できる状態の血管であることが前提です.
ダメなら,毎月でもPTAをせざるを得ません.とんでもない医療費の高騰になりますけどね.
この4月からPTAの点数が18000点でしたか,とんでもなく値上がりしました.
エコーや血管造影のお値段込の事になりますが,
点数が上がったがために,再建すべきシャントをPTAを優先する自体が起きないか懸念します.
透析本体じゃない手技や,きちんと治療すれば不要なはずの薬剤の点数が嵩んで,透析本体の値段が下げられることは良いことではありません.
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