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▼kasagoさん:
HHDがうまく出来ている患者さんに対しては、僕は積極的に生体間移植は勧めません。
それは、代償される腎機能が移植した後と連日のHHDとでは大きな差が無いからです。
それでも毎日透析の準備をしなければならない手間がかかります。
旅行もなかなか大変です。
その事で移植を希望したいと言う事はよく分かります。
しかし、生体間移植がその事を補うことで生じるデメリットが大きいのではと感じてしまいます。
先ず、kasagoさんの腎不全発症の原因が分からないので、何とも言えませんが、疾患によっては家族もリスクがある場合もあります。
最近のCKDという考えでは、腎臓をひとつ取ると言うことの負担は決して少なく無いと言う考えになっています。
それと、お姉さんとの体格差は問題となります。
体格差が大きければ腎機能の改善がどこまで見込めるかと言う話も出てきます。
次に、移植を受けた側のデメリットですが、免疫抑制剤を飲むことによるデメリットはあります。
たとえば、将来癌になるリスクが高くなる、感染に弱くなる、それからお酒を飲めないなどかな。
ただ、一般的な透析を受けている方なら、それは小さなデメリットになるのではと思います。
だからHHDより腎移植は少しメリット高いかな。
でも、生体間での移植を受けるメリットはどうかなあと考えてしまいます。
kusakari先生の仰るように移植登録を受けて、献腎移植が受けられるまで待機する方がいいのではと思います。
これは、僕の考えですので、そうでない方もいるかもしれませんが、一意見として聞いてください。
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