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こんにちは。船瀬氏の主張には多くの医学的な誤りが含まれています。たとえば、「抗がん剤はがんを治せないと厚生労働省の技官が認めた」という話については、船瀬氏による捏造か、でなければ著しく文脈からかけ離れた恣意的な引用であると考えています。以下のリンク先で詳しく解説しています。
船瀬俊介に殺される〜「抗ガン剤で殺される!」批判〜
http://d.hatena.ne.jp/NATROM/20091207#p1
精巣癌のような例外を除いて、抗がん剤が固形癌を「完全に治す」ことができないというのは事実です。しかしながら、完全に治すことはできないにせよ、生存期間を延長したり、生活の質を改善させたりすることはできます。立花隆氏の「結局、抗癌剤で治る癌なんて、実際にはありゃせんのですよ」という逸話についても、「治癒」と「生存期間の延長」を混同した誤解に基づくものだと思います。
おそらく、透析についてはみなさんよくご存じのことでしょう。透析は末期の腎不全を「完全に治す」ことはできません。しかしながら、透析が意味の無い治療であるとは誰も考えません。ましてや「透析で殺される」などという主張は完全に間違っています。抗がん剤についての主張も似たようなものです。
その他の疑問についても、質問していただければ答える用意があります。
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