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▼strong24さん:
昨日も話したのですが、
昔の透析液は酢酸が35mEq/L程度で重曹がゼロ。
之では、血流を上げる、つまり透析量が増えるとそれに比例して酢酸が体内へより多く負荷されるわけですが、この事で血圧が低下するという因子も多かったでしょう。
また、一時期、透析液にブドウ糖が添加されていない事があり、HDを行うと患者からブドウ糖をどんどん除去し、人によっては低血糖にまでなったでしょう。之も血圧が下がる原因です。
では、酢酸が少ししか入っていない、あるいは全く入っていない、ブドウ糖が150mg/dl程度添加されている今の透析液では血流を上げると血圧は下がらないのか?
実際の臨床では、下がらない事が多いけど、下がる場合も有るでしょう。
カリウムの抜けすぎが最大の因子ではないかと思っています。
患者にとって相対的に低カルシウムの透析液ではそれも血圧が下がる因子でしょう。
色々な事がありますが、
単純に血流を上げれば血圧が下がるという認識は考え直して頂きたいですね。
医療者の誤った認識で患者にデメリットがもたらされている事に対してもっと敏感になるべきでしょう。
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