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透析を主としている薬剤師です。
バルトレックスですが、腎機能に応じて投与量を調節しなければいけない薬剤で当然透析患者さんでは大幅な減量が必要です。
しかし、かなり個人差があり、推奨されている投与量でも副作用が出てしまうことが知られています(一部の病院では血液を採取して実際にどの程度体の中に薬剤があるか調べているところもあります)。
バルトレックスの副作用で主なものとしては、バルトレックス脳症(アシクロビル脳症)というものがあり、呂律が回らなくなったり、幻影見えたり、独り言を言ったり、などがあります。
自分が経験したところでは、突然「壁いっぱいに耳が生えてきた」とか最上階の病棟なのにエレベーターの前でないはずの上行きのボタンを押したり、などがありました。
ただ、バルトレックス自体は透析でよく除去されますので、内服を中止し数回透析を回せば回復することが多いです。
ちなみに1度の内服で副作用を起こすことも経験しています。
もう1度主治医に相談することをオススメします。
バルトレックスは腎機能が低下している患者には副作用の多い薬剤です。一方で、帯状疱疹はしっかり治療しないと長期間痛みに悩まされることになりますので他の薬剤への変更も含めて検討ください。
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