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1.腎不全が心不全に及ぼす影響
高血圧を基盤として左室肥大をもたらし,まず拡張障害を来たすと考えられる.
一方慢性腎不全における糸球体濾過量の低下は循環血漿量の増加を介して心臓へ の前負荷を増加させる.
タンパク漏出がもたらす低タンパク血症も前負荷を増加させる.
2.心不全が腎不全に及ぼす影響
逆に心機能低下が腎機能の低下に及ぼす主要な因子は,腎血流量の低下に伴う糸球体濾過率の低下である.これに伴う病態には交感神経系とレニンアンジオテンシン系が大きな役割を担っている.心拍出量の低下は交感神経系を緊張させる.一方腎血流量の低下はレニン分泌を亢進させる
タンパク漏出がもたらす低タンパク血症も前負荷を増加させる.が糸球体濾過云々との合併で起きるのかどうかは分からないのですが・・・
低アルブミン血症は膠質浸透圧の低下ですので、血管内から組織に水分が移動します。ですので浮腫がおこります。血管内の水分量が減りますので、血圧は低下すると思います。
ただ、前負荷とは、静脈から心臓への負荷でしょうから、リンパ管からの鎖骨下静脈へのバイパスがあるのでどうなるのか?
ここからどう前負荷を増加させることになるのか繋がりません。
どうつながるのでしょう?
これは、ある大学病院で出している資料に書かれている内容なので間違ってはいないと思うのですが・・
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