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▼すーさんさん:
デキムス・ユニウス・ユウェナリス(Decimus Junius Juvenalis, 60年 - 130年)は、古代ローマ時代の風刺詩人、弁護士である。彼が残した詩は痛烈で、現実を些か誇張し歪曲した表現がよく用いられている。
代表作は、16篇からなる『風刺詩集 (Satvrae) 』。その中で「健全なる精神は健全なる身体(しんたい)に宿る」(後述)や「パンとサーカス」などの言葉が用いられている。
ユウェナリスはこの詩の中で、もし祈るとすれば「健やかな身体に健やかな魂が願われるべきである」(It is to be prayed that the mind be sound in a sound body) と語っており
ラテン語原詞
...orandum est ut sit mens sana in corpore sano.
fortem posce animum mortis terrore carentem,
qui spatium uitae extremum inter munera ponat
naturae, qui ferre queat quoscumque labores,
nesciat irasci, cupiat nihil et potiores
Herculis aerumnas credat saeuosque labores
et uenere et cenis et pluma Sardanapalli.
monstro quod ipse tibi possis dare; semita certe
tranquillae per uirtutem patet unica uitae.
日本語訳(『風刺詩集』第10篇356-64行)
……強健な身体に健全な魂があるよう願うべきなのだ。
勇敢な精神を求めよ。死の恐怖を乗り越え、
天命は自然の祝福の内にあると心得て、
いかなる苦しみをも耐え忍び、
立腹を知らず、何も渇望せず、
そして、ヘラクレスに課せられた12の野蛮な試練を、
サルダナパール王の贅沢や祝宴や財産より良いと思える精神を。
私は、あなたたちが自ら得られることを示そう。必ずや
善い行いによって平穏な人生への道が開けるということを。
>笹川さんが連呼してもあまり感心は無かったのですが、何となく最近この言葉が『健全な精神は十分な透析に宿る』と聞こえます。
もちろん、透析を十分にする事で患者さんのストレスはかなり減りますから、精神状態も改善する事が多いです。所謂、クレーマーと呼ばれるような患者さんもほぼ居ません。
残念ながら、健全なる身体でも、しっかり透析しても、健全なる精神ではない場合も有りますね。
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