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私は政令指定都市出身ですが、何故か今はある地方で医療関係の仕事をしております。
昨年のゴールデンウィークに帰省した際、全身の浮腫がひどく、すごく息苦しくて救急車で病院に運ばれ、慢性腎不全による肺水腫で心不全を起こしており緊急入院となりました。シャント作成手術をし、また元の地方都市に戻り今は元気に医療関係の仕事を続けています。
血液透析をすると決まった時はネガティブになりましたが、透析開始してから何回目かにその透析施設の看護師さんに「ここに来られる患者さんは色々いらっしゃいます。他の透析施設で嫌になって転院して来られる方もいて、透析の時間が苦しかったという患者さんもおられ、最初長時間透析に難色を示す方もおられますけど、当院に来てからは納得して続けて体が楽になった方が多いですよ。透析の時間はゆっくり休んで頂く所と思って下されば。」と言われました。
そう言われて何か心がスッとした感じになり、「ゆっくり休めばいい所なんだ! 前向きに考えていこう。」と気持ちは前向きになりました。
そうは言いながら、主治医の言うことは聞かなかったり、無断で透析をさぼったことは1回あったりして…
この掲示板を借りてスタッフさんには深謝したいし、本当にいつもありがとうって言いたい。
先日、透析中に別の看護師さんに「患者さんに優しくない医療機関なんて居たくない。やっぱり弱者である患者さんには優しくしてあげないと…うーちゃんさんも患者さんには優しくしてあげて下さいね。」と言われました。
私も患者さんに接することがすごく多く、実は慢性腎不全になってから患者さんへの接し方が変わってきたのが自分でもよく分かります。何ていうか「死」を意識した後なのか、特に高齢者に対して以前よりは優しく接するようになったし、相手の話すことを尊重しなるべく聞いてあげて理解するようになったかな。以前はひどい接し方をしていたような気がします。
私の仕事の話で恐縮ですが、それだけでも良かったかなと思います。やっぱり人間相手の仕事なので誠実さが大切なのは十分に理解していたと思っていましたが、自分が重い病気になってまだまだだったことをつくづく思い知らされました。
とりとめのない話になりましたが、皆さんは透析導入に際してどのように感じ、透析というハンディに対して普段の生活をいかに有効に過ごそうとしているか拝聴できたらありがたいです。
最近、私は映画にはまっています。実は観賞料金が割引されることは最近まで知らなくて…何だかんだ言ってこの日本という国は身障者に優しくて…本当に感謝している今日この頃です。
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