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▼kusakari先生
先生の患者さんに対する熱心なお気持ちは解ります。ただ、私が長時間を納得しないというか出来ない理由を書きますと。
1つは時間が足りないためです。自分の時間をいくらでも透析に費やせる方が、正直羨ましいです。そういう状況なら6時間でも8時間でもすると思います。私のような場合では、たかが2時間透析を延ばすために、時間を作ることが、どれだけ大変なことなのかということです。たとえば私が学生なら、学校に行かず週3だろうが週5だろうが、病院に行くことができます。ところが、社会人となると違います。たった1時間会社に出ないだけでお小遣いが1000円は確実に減るわけです。お金と言っても遊びに使うお金ではなく生活するため、生きるためのお金ですから大変困るのです。透析の通院代も食事代ももちろん含まれます。ある程度生活するためには5日は確実に働かないととても10万程度の生活費は稼げません。これが透析日で会社のある日が仮に月8回早引きするとして、8000円は普通の社員の方より少なくなります。さらにこれが2時間になれば16000円、3時間になれば24000円減ることになります。現時点の生活費に充てられるお金は時によっては5万〜、残りは家賃。それだけない。私は平日は会社から病院に直行していますが、この日は1時間半早引きですから今の時点で約1500×8日として12000が減給です。
それからもう1つは、やはり病院の協力がないと出来ないためです。先生の病院のように長く診療時間の幅を設定してくださる病院は東京では稀です。あっても家や会社から1時間半、下手すれば2時間以上かかる所しかありません。結局言うだけ言っておきながら肝心の診療時間が短い、出来る時間のベッドの空きがない、から出来ないんです。言うなら言うだけのことをやってくださいと言いたいです。夜では帰りが深夜になりすぎ、帰りはバスも電車もなくなりますし、翌朝の起床にも影響します。言い訳のようですが現実今の時間しか帰れなければ、18時に始まって6時間なら午前0時に透析終わって1時帰宅となります。2時間早引きするか、2時間帰りが遅くなるか、どちらかです。
病院にとっても診療時間長くするのは酷です。
帰りが遅くなりスタッフはただでさえ朝から晩まで長いために働く人が少ないのにこれ以上長くすればスタッフも身が持たないと思うんです。オーバーナイトの病院は片道800円、時間は片道2時間かかりますし、難しいところです。
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