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先生方、ご無沙汰しておりました。首都圏在住のとらさんと申します。
うちにもmisatoさんのように、お歳をめした親御さんの代わりに情報を集めたり、透析時間の延長を申し出たりされるご家族が時々いらっしゃいます。
当方ではシャントの音を度々チェックしていますのでその手のご指摘をいただくことは幸いありませんが、「親にはもっと元気になってほしいです。病気になる前みたいにあちこち出かけたりして、またあの明るさを取り戻してもらいたい。透析時間をのばしてHDF療法を取り入れると良いと聞きました。うちの親もそういう透析を受けられますか?」と尋ねられたことは過去に何度かありました。
施設の方針やスタッフ達の傾向にもよると思いますが、しっかり透析に前向きな施設であれば、高齢患者さんの体調管理や薬の飲み忘れ防止に活躍して下さる娘さん・息子さんの存在は頼もしく映るかと思います。
専門用語を使うなどして看護師さん達に面倒がられるようであれば、わざと素人っぽく平易な表現に変えてみるというのはいかがでしょうか?あとは技能や気配り度に疑問を抱いているそぶりを見せないように、プロの意見を求めるような、敬意と信頼を演出したお願いっぽい表現に変えてみるとか・・・(^^;)
ちなみに透析時間が短くなるのが楽だという患者さんに関しては、自分の意志orご家庭の都合でしっかり透析を捨てて転院していった方達が1〜2年後に亡くなったというニュースがポツポツと舞い込むため、「やっぱり透析時間を4時間未満にすると怖いんだ。あまりに悪い透析になると、すぐに死んでしまうんだ。」と感じるみたいです。
あと、透析患者さん向けの雑誌に『長時間透析はいい!』みたいな記事が載ると、本格的に信用して透析時間延長を検討し始める方が増える気がします。そして院内でいい透析をしてどんどん元気になっていく人数が増えると、しっかり透析に異議を唱えていたタイプの方でも疎外感を感じて「やっぱ自分も時間をのばす」と言い出すことがあったりします。
エビデンスうんぬんで説得するよりも、同じ患者さんがどうなったか・何をしているかを知る方が遥かにパワーがあるようです。
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