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皆さんオンラインHDFを受ける前は不安だったりするみたいです。以前と違う療法を体に施されることへの恐れ、加減を間違えられて何か体調が変化したらどうしようという想像・・・
うちの施設も大昔は「院長が自分のやりたいオンラインHDFを自分達の体で試している」と言う方達がいましたが、今や皆無です。オンラインHDFや長時間透析の有用性が認められた近年では、皆さん自発的に透析の効率を上げて欲しいと志願してくるぐらいです。ネットや書籍で得た最新の情報に興味津々で、貪欲かつ果敢に挑戦を続けられる方も増えてきました。
幸いなことに水の清浄化、オンラインHDF、高効率透析、十分な透析時間を確保することの重要性、等についての情報はかなり出回るようになっていますし、患者さんの体にも良い結果が現れることもあれこれ確認されてきているので、「えいやっ」と飛び込んでもそう危なくはないと思います。
モルモットは「体を壊すかもしれないけど、それも含めてテストしよう。病気になって死んでしまったらそのデータを論文に使おう。」という可哀相な存在ですが、kusakari先生を始め先駆者的な施設が長年をかけて経験を積みながら情報を発信した後の今の時点であれば、そうひどいことを体で試されることもないのではないでしょうか。
定型通りのオンラインHDFをして、後は微調整をどうすればいいのかといった部分の実体験を臨床工学技士がするのに協力する程度で済むような気もします。
「施設で一番乗りして良い透析を受けられるなんてラッキー。スタッフが試行錯誤している今のうちに、自分が望むような条件をどんどん言って飲んでもらっちゃおう!」的精神で試しに取り組んでみてはいかがでしょうか?
食欲も増えてそのうちダイエット相談をこちらの掲示板に寄せられるぐらい元気になられることを祈っています。
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