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最近、当県の腎友会の催しで、超ベテラン医師から、初期の頃の透析医療の話を聞いたばかりです。
まさに、年齢・収入・原病によって透析を受けられる患者を選んだ(選ばれなかった患者は
ふるい落とされた)時代の、(患者はもちろん医療者にとっても)過酷な経験談でした。
それを何とかしなければ…と、体調が悪いのに頑張って下さった先輩の皆さんのおかげで
今の形があるのですよね。
その有り難さを真摯に受け止めて、私たちは今後も今の制度を後退させてはいけないと、
心から思っています。
原病が違っても、透析を受ける身になって心身ともに辛い思いをしたのは
みんな同じです。
痛い思いをしたから、私たちは、より他人の痛みがわかる人間になったんですよね。
重度障害者が護られる制度が二重三重にあって、いま現在、私たちは
おかげさまで破産もせずに、実際は高額な医療を受けられ、生きています。
そんな中で、福祉や年金に甘えっぱなしの人が存在することは知っています。
残念ですが、それは、どんな社会にもグループにも少数の問題児(?)がいる…と思って、
別枠で考えませんか?
たいていの人(透析患者)が、なんとか頑張って、一生懸命生きているのだと思うんです。
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