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▼kusakariさん:
返信が遅れて、すいません。地元の研究会の日でしたので。
>https://www.nikkei.com/article/DGXMZO24102010Q7A131C1EE8000/でしょうか?
はい。そうです。
>現在、原則1万円の患者の自己負担は維持し、例えば透析治療による医療費が特に多い病院など、一定の基準を設けて引き下げの対象とする方針だ。具体的な基準は今後詰め、18年度の診療報酬改定から実施する。
>
>問題は、上のあたりでしょうか?
はい。そこは特に問題です。
この言葉通りになれば、うちの施設はもちろん、先生のご施設も
危ないのでは、ありませんか?
もちろん、具体的な線引きが提示されているわけではありませんが。
いずれにしても、会議で使われたとされる資料によれば、
(現在は、その資料のアドレスが、アクセスできなくなっています)
レセプトの数に対する「4時間以上、5時間未満の透析」の
出現率の差をみたものなのに、この新聞では、いつの間にか、
「人口あたりの透析治療実施状況」にすり替えられています。
早速、人口あたりの「透析患者数」を確認してみましたが(学会資料)、
上位5県は似ていますが、下位5県はひとつを除き、異なりました。
また、その差は、せいぜい2倍程度です。
一旦、維持透析が始まれば、保険診療上の透析回数は、
月14回までに制限されていますから、過剰に請求しようがありません。
透析患者人口と比例していないこの資料の意味するものは、
いったいなんなのでしょうかねえ。
どこかで「過剰な透析」が行われているとする証拠にしようと、
事情を知らない一般の方々を、だまして賛同を得るために作られた
資料なのかと、疑いたくなります。
ともあれ、母数にレセプトの数を使っていること、
あえて特定の透析条件の透析だけ抜き出していること、
急性腎不全のレセプト(透析数)を、抜いていないことなど、
ちょっと考えただけで、偏りのある資料なのは、明かです。
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